不動産のAI社員
最初に任せる業務のモデル事例

不動産の仕事は、物件情報の正確さと追客の速さで決まります。ところが実際には、資料の転記や掲載情報の確認に時間を取られ、営業が接客に使える時間が削られています。ここでは、不動産会社がAI社員に最初に任せる業務の型をまとめます。

不動産でよくある困りごと

  • 物件資料の確認・転記に時間がかかる
    図面や資料を見ながら自社の台帳や掲載用の原稿に打ち直す作業は、件数が増えるほど営業時間を圧迫します。
  • 反響の追いかけが漏れる
    問い合わせに一度返信したあと、返事がないまま埋もれる案件が出ます。担当者の記憶に頼っていると、繁忙期ほど漏れます。
  • 契約書類の作成が属人化している
    書類を正しく作れる人が限られ、その人が休むと止まります。

最初にAI社員へ任せる業務

いきなり全部を任せるのではなく、くり返しが多く、手順が決まっている業務から移します。不動産会社では、次の4つが入口になります。

任せる業務AI社員がやること
物件資料の読み取りと台帳への転記受け取った資料から項目を読み取り、自社の管理台帳の形式に揃えて下書きします。人は内容を確認して確定します。
掲載情報の突き合わせ・差分チェック台帳と掲載原稿を見比べ、賃料や面積などの食い違いを一覧にします。
返事のない案件の追いかけ通知最後の連絡から一定の日数が過ぎた案件を毎朝一覧にし、追いかけ文面の下書きを添えます。送るかどうかは担当者が決めます。
契約書・重要書類のドラフト作成ひな形に案件の情報を差し込み、確認用のドラフトを用意します。内容の確定と説明は有資格者が行います。

AI社員に持たせる役割:営業サポート/経理・事務。AI社員は1体で、そこに役割を足していく形です。業務があるぶんだけ、あとから追加できます。

導入後の1日の流れ(モデル)

朝、AI社員が前日に届いた反響と「返事待ちが続いている案件」の一覧を担当者に渡します。日中は、新しく受け取った物件資料を読み取って台帳の下書きを作り、掲載原稿との食い違いがあれば印を付けます。夕方、その日の商談メモを整理して案件ごとに記録します。営業担当が自分で打ち込む時間が、接客と提案に戻ります。

人が持ち続ける業務

AI社員が担うのは、情報の整理・たたき台の作成・一次対応の準備までです。次の業務は、導入後も人が持ちます。

  • お客様との接客・内見・条件交渉
  • 重要事項の説明と契約の締結(有資格者)
  • 掲載内容の最終確認と公開の操作
  • 追いかけ連絡を送るかどうかの判断

AI社員に任せる

  • 物件資料の読み取りと台帳への転記
  • 掲載情報の突き合わせ・差分チェック
  • 返事のない案件の追いかけ通知
  • 契約書・重要書類のドラフト作成
ここに線を引く

人が持つ

  • お客様との接客・内見・条件交渉
  • 重要事項の説明と契約の締結(有資格者)
  • 掲載内容の最終確認と公開の操作
  • 追いかけ連絡を送るかどうかの判断
図:不動産での線引き。左側をAI社員に任せ、右側は導入後も人が持ち続ける
判断そのものを渡すのではなく、判断の材料を揃えるところまでを渡す。この線を最初に引くことで、導入後に「確認の手間が増えただけ」という状態を避けられます。

始め方

  1. 業務を書き出す:1週間の仕事を、くり返す業務と都度考える業務に分けます。
  2. 1業務に絞る:上の4つのうち、いちばん時間を取られているものを1つ選びます。
  3. 実データで動かす:御社の実際の資料でAI社員を動かし、出力を確認しながら手順を直します。
  4. 役割を足す:1業務が安定したら、次の業務を同じAI社員に足します。

サービス全体の内容と導入の流れは、AI社員派遣のページで説明しています。

※ このページの内容は、業種ごとの代表的な型(モデル事例)です。実際には御社の業務をうかがったうえで設計します。

ほかの業種のモデル事例

よくある質問

物件情報を外部のAIに渡して問題ありませんか?

どの情報をAI社員に扱わせるかは、設計の段階で権限として決めます。個人情報を含む書類は対象から外す、社内の決まった場所のデータだけを扱う、といった線引きを文書にしてお渡しします。

いま使っている管理ソフトや台帳を変える必要はありますか?

原則として変えません。いまの台帳の形式に合わせてAI社員の出力を揃えます。業務のやり方を変えるより、いまの流れの中の手作業を引き受ける形で始めます。

少人数の会社でも意味がありますか?

少人数の会社ほど、1人が営業と事務を兼ねているため効果が出やすい傾向があります。まず転記か追客のどちらか1業務から始めます。

※「AI社員」はサービス上の呼称です。労働者派遣法にもとづく人材派遣サービスではありません。対外への送信・公開・支払いは、すべて人が最終確認します。

不動産の業務で、どこから任せられるかを整理します

無料相談では、現在の業務をうかがい、AI社員に任せられる業務と人が持つべき業務の仕分けまで行います。サービス資料には、AI社員が担う工程と導入の進め方をまとめています。

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先に「自社の何を任せられるか」を確かめたい方は、シミュレーターをお使いください。業種と業務を選ぶだけで、任せられる業務の候補と削減できる時間が1分で出ます。

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横山 尚武

監修

横山 尚武株式会社PathForge 代表取締役 兼 COO

不動産営業、ベンチャー企業の事業営業部長を経て2020年に起業。自社の業務をAI社員で運用しながら、中小企業の業務整理とAI社員の企画・導入設計、導入後の運用支援を担当。

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